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Conventional Strike Missile(コンベンショナル・ストライク・ミサイル、CSM)は、アメリカ軍が構想中の通常弾頭搭載型打撃ミサイルで、核兵器削減に伴い、核に変わる長距離打撃能力を持つ戦略兵器・抑止力として開発が進められている。アメリカのPrompt Global Strike計画(:en:Prompt Global Strike、(Conventional) Prompt Global Strike「(通常兵器による)迅速なグローバル打撃」)の一環とも言われている。 世界のいかなる場所に所在する目標に対しても、命中精度の高い非核兵器によって、敵のアクセス拒否能力を突破して迅速な打撃を与えようとするものである。 1995年にアメリカ空軍が先端を尖らせた弾頭をICBMに搭載し貫通力のテストを行い、突入角90度で約9mの深さまで貫通し、既存の貫通兵器をしのぐ貫通力を実証した。 地上発射型・海上発射型・海中発射型・空中発射型が計画されている。 地上・海中から発射されるCSMは大陸間弾道弾を一部流用するが、大気圏外まで到達する弾道飛行と異なり、大気圏上層を高速で飛翔し短時間で目標に到達させる予定である。 海上・空中から発射するタイプは、音速の5〜6倍で飛ぶことのできる短距離巡航ミサイルである。関連は不明だが、極超音速実験機X-51の発射実験において、極超音速飛行の実験が成功している。 核兵器や通常爆弾などの「爆発」による破壊力ではなく、重金属等で出来た弾頭の運動エネルギーを利用し、目標を破壊する。 == 外部リンク == * 防衛省: (解説)軍事科学技術の動向(通常兵器による迅速なグローバル打撃(Conventional Prompt Global Strike)) * ポピュラーメカニクス: Hypersonic Cruise Missile: America's New Global Strike Weapon - Popular Mechanics * ワイヤード: 米国の「全世界即時攻撃」計画と、「核戦争の危険性」 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Conventional Strike Missile」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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